台風被害(白井市の梨畑)
千葉の梨農家さん大丈夫?
と私のところにも各地から
心配の声が届いています。
千葉県の北西部で梨を栽培している
信行さんの友人が、
就農以来一番大きな被害が出たと話していました。
収穫期が近くなった梨は、
横風には割りと耐えられますが、
上下の揺れに弱いです。
だから、今回のような大風には
とてもじゃないけど、耐えられません。
落下した梨、なんとか耐えても樹上で傷ついた梨。
梨はほとんどが水分なので、なま傷もすり傷も、
打ち身も全て商品価値は無くなります。
新しく伸びた枝(新梢)が折れると、
来年、再来年に実をつける花芽に影響します。
飛んでしまった多目的防災網の回収もひと仕事です。
そして何よりも、梨が届くのを心待ちにしている
お客様への対応が一番辛い作業です。
それでも彼は、
関本さんたちのこと思い出すと、
「これくらい、なんだ!」って思います。
おやっさんはもう作れないって現実叩きつけられて、
それでも再起したわけですから。
弱音吐いてる場合じゃないです。
と言ってくれます。
私も20年農家の一員として暮らしてきました。
何度もこれに似た光景を見てきましたが、
その度に農家の人の強さと、
自然の出来事をそのまま受け入れる潔さを感じました。
農家の想いを少しでもお伝えしたくて、写真をお借りしました。