つながっていたい
毎年毎年20年以上、
私が嫁に来る前から続いていた季節のご挨拶。
今まではその年の梨の様子や案内を手描きで作っていました。
これが去年の案内書「元気通信」です。
フルーツガーデンの季節のはじまりの仕事で、
字を書くのが好きな私にぴったり。
農家の仕事とは思えない、楽しくて大好きな仕事でした。
今年は残念ながら梨の案内は出せないので
近況報告のハガキをお届けしました。
そしたらなんと!全国からお便りが届いたんです。
ハガキ、メール、宅急便合わせて50通以上です。
「原発事故のニュースを見てずっと心配していたよ」
とその様子が文面からうかがえました。
また、フルーツガーデンの梨やキウイフルーツを待ってます、と。
今まで自分達のやってきたことは無駄になってない。
ずっとつながっていたんだと、
お手紙を読みながら涙がいっぱい出てきました。
夫も手紙をよみながら、
「やっぱ、オレが梨作らなきゃだめだな」と強く感じたようです。