卒業証書を手渡す会
福島県大熊町の子ども達は
卒業式直前に東日本大震災が起こり
卒業証書を受け取らずに
それぞれの避難場所で今日まで過ごしてきました。
そんな子ども達のために、
「卒業証書を手渡す会」が開催されました。
その日にちが、ちょうど只見町に大雨が降った翌日で
被害が大きく通行止めもあったので
会津若松市まで行くのは無理だろうと
ほとんどあきらめていました。
娘もわかっていたようで、何も言わない。
それでもやっぱり行かせてあげたくて、
9時半に通行止めが解除になったと聞き、
慌てて準備をして出発しました。
二時間遅れで着いたのに、
ちゃんと校長先生が卒業証書を手渡してくださいました。
ちゃんと記念写真にも入れました。
遠くに移った友達も
異動になった担任の先生もみんに会えてよかったです。
私ももう会えないと思っていた先生に会えて、
ちゃんとお話ができて嬉しかったです。
会津若松でみんなに会ったら
「みんなと一緒がいい」
と言い出すんじゃないかと心配したけれど、
そんな心配はいらないみたい。
ちゃんとわかってるんだね。
よかった。