しばしの別れ
お世話になった皆様へ
去る8月3日
夫信行が55歳の生涯を閉じました。
ここに謹んでご報告申し上げます。
膵臓癌が肝臓に転移していたため
本人や家族が身体の不調に気づいたときには
かなり癌が進行していたようです。
入院して間もなく家族の見守るなか
眠るように天国へと旅立って行きました。
体調をくずしてからも
常に梨畑のことを気に掛けておりました。
亡くなる前日に収穫作業の手順や
用具の場所を私と長男に伝え
初物の梨のしずくを一滴口に含んだのが
最後の食事となりました。
葬儀は本日8月7日に
家族のみで執り行いました。
突然の出来事に悲しみ深く
ご連絡が遅れてしまいましたこと
どうぞお赦しください。
ここに生前のご厚情に心より感謝いたします。
親しい友人から
なんで言ってくれなかったんだ!
とお叱りの言葉をいただきました。
飛んで行きたいところを
我慢している仲間がいっぱいいるよ
とうれしい言葉もいただきました。
すぐにでも信行さんのところにお招きしたいのですが
両親に疲労がたまっており心配です。
落ち着いた頃 お世話になった皆様に
梨畑に足を運んでいただいてはどうかと
友人から提案がありました。
信行さんの最後の梨を召し上がっていただきながら
生前の話などお聞かせいただけましたら幸いです。
勝手なお願いで恐縮ですが
日にちが決まりましたらご連絡いたします。
少しお時間をください。
これからもよろしくお願い申し上げます。
2017年8月7日 関本典子