卒業式

東日本大震災から3年がたちました。

震災と同じ3月11日の今日、
娘が小見川中学校を卒業しました。

卒業式

卒業式は感動して、涙もろい私は
泣いてしまうだろうと覚悟して行ったら、
全く涙が出てきませんでした。

娘はこの1年間本当によくがんばったし、
小見川中学校でもよき友に支えられ
楽しい学校生活を送ることができました。

でも、涙は出てこなかった。

校歌を聞くのも初めてだし、
担任と顧問の先生以外ほとんど名前も分からない。

会ったことのある友達も
知り合いのお母さんも
両手で数えられるくらいしかいない。

笑顔の娘を見て嬉しかったものの、
感動という感じではありませんでした。

卒業式1

娘の生まれた町だったら、
小さいころから知っている
子ども達の卒業はさぞ嬉しいだろうと思う。

周りのお母さんと一緒に
わんわん泣いたのではないかと想像したりして。

震災で失ったもの。
私にとって一番大きいものは娘の成長とともに
15年かけて作り上げた人間関係だったんだと
改めて気が付きました。

こんな書いてもしかたないことを書いて、
心の中を整理しました。

津波で大切な人を失った悲しみに比べれば、
私の悩みなんてちっぽけなもの。

今年は今までの3月11日とは違い、
震災のときと同じように
梨畑に立って迎えることが出来ました。

卒業式2

多くの方の支えや励ましに感謝しています。

被災地のことをいつも心に留めながら、
今自分にできることをしていきたいと思います。

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