梨畑の土 足の裏のお話
猛暑のとき、一ヶ月半くらい雨が降らなくて、
幸水の収穫が始まって1週間くらいたったころ、
いつも「ふかふか」の畑の土が、硬くなってきたなぁ、と父が話していました。
普通はこんな土になると、梨の味や肉質に影響がでるようです。
にもかかわらず、今年はたくさんのお客さまに、
「いつも以上おいしかった」と喜んでいただいています。
これって、普段からの土作りのお陰のような気がします。
土の中の根っこの部分に、干ばつに耐えるだけの「力」があったようです。
土自慢の我が家でも、この「硬くなった土」はなかなか元にもどらず
9月6日に久しぶりに雨が降り、その後時々雨が降るようになって
そこから10日かかってやっと「ふかふかの土」に戻ってきました。
一昨日父が「足裏の感触」で感じたようです。
根っこまで水が届き、根っこの先に新たに出てきた細い根から
水分を吸収していくそうです。
目には見えないところで、がんばっているんですね。
この気候で梨の木もすごく疲れたんだろうなぁ、と思います。
人間みたいにしゃべらないけど、木と会話しながら梨を育ててるんだなぁ
と感じた、じーちゃんの足の裏のお話しでした。