げんき通信 2021/12/19

マイナス4℃の梨畑。

写真を見ただけで寒くなってしまいます。

(あっ、私は送られた写真を 
暖かいところで観ています(笑))

仙台から義弟が応援に来てくれて、
義父、義弟、長男の三代で梨畑を整えています。

コツコツ、納得しながら
ものごとを積み重ねていくタイプの長男は
身体が先に動いてしまう私とは対照的。

彼が小さいとき私には待ちきれず
意思の疎通を難しく感じた時期もありました。

もういくらでも好きにしていいです(笑)。

失敗はすべて学び。
実際に畑で経験を積み重ねながら
伸び伸びと農業に取り組んで欲しいです。

***  *  ***  *  *** 

2021年12月19日 
新規就農長男元樹のInstagramより

今朝の香取市は氷点下4度。
軽トラのエンジンが温まるまで5分もかかるほど冷え込みました。

さて、先月植えた梨の苗木は大丈夫かな?と心配になりながら畑へ。 霜が張っていて、千葉県の冬を象徴していました。

しかし、畑を数センチも掘ってみると土はほかほか。寒いはずなのに土が団粒化していて根っこが伸びるのに最適な環境。

肥料を特にあげてるわけではないのに、新たな草の芽が出始めるほど養分が蓄積されてました。(こんな寒いのに)

「あー。これが大熊梨の育て方か。」とか納得しながら寒くないように周りの草を集めてマルチ(人間で言うマフラー)のように温かくしてあげます。

僕がそれを実際に行うのですが、決して祖父の言いなりではなく、「何故やるの?」というのを理解して僕は実行します。梨親父もそうしてたように。

「”完全草生栽培”こそが大熊の梨の育て方だよ。」と毎日のように言ってくれます。

僕が目指す梨畑のビジョンが見えてるかのように祖父はなんでも教えてくれます。

5年後、10年後に目指した梨畑になった時、一緒に酒飲みたいな。なんて考えながら、明日の予定を立てます。