古里の空から➀ *一時立入*
昨日、夫が大熊町に一時立ち入りしました。
そのときに友人がドローンで
梨畑や自宅を上空から撮影してくれました。
懐かしい町並みの空からの映像を見て
うわーーー!!!と真夜中に声をあげる娘と私。
小学校も保育所も図書館も役場も、
ちゃんと覚えているものですね。
小学校や大野駅までの道も、そうそう、この道歩いたよね、
ここで幼稚園バスに乗った、なんて。
夫は、梨やキウイフルーツや洋梨の一本一本、
どこになんの品種が植えてあるか全部覚えています。
何年前にここにあきづきの苗を植えたとか、
これが記念樹、これがなつしずく、
ここにあきあかりが何本あるって。
完璧です。
一本一本、子どもを育てるように手を掛けて、
愛情を注いで、大切に育てて来たんですものね。
梨もキウイフルーツも洋梨も、
まだみんな、生きていました。
キウイフルーツや洋梨や、梨の古い品種は強い。
野生化して葉っぱがもっさもっさ!
すごい、すごい!ジャングルです。
そして、遠くの水平線に、福島第一原子力発電所も見えました。
やっぱり、近いなぁ。
私達の梨畑と自宅は大熊町の復興拠点となっているので、
先行して除染を行う地域に指定されました。
除染が進めばこの景色は
二度と見られなくなるかもしれません。
残っていても、いつかは枯れてしまうのかもしれないけど。
そう考えるととっても貴重な映像です。
タマさん、ドローンの撮影どうもありがとう。
宝物にしますね!
ドーンの映像は次のページへ。