大熊の梨 *一枚の写真から*
梨を見~れば思い出す~♪
今の季節はそんな思いで
古里、大熊町のことを想う方も多いようです。
先日も「野菜売り場で梨を見たら涙出てきたよ」
と友人に言われました(笑)。
大熊町のキャッチフレーズは
「フルーツの香り漂うロマンの里 おおくま」です。
梨は町の特産物として、町民に親しまれてきました。
幼稚園では春、夏、秋の三回梨畑に足を運び、
梨の成長を見てから、秋の梨狩りが定番でした。
小学校の総合学習でも梨農家や選果場の勉強をします。
夫が小さいころは運動会に梨拾いをし、
今でも秋の交通安全運動には「交通事故ナシ」で
ドライバーに梨を配っていました。
昨年の夏、長女が「一枚の写真から」という課題で
作文を書きました。ちょっと紹介します。
我が家には、樹齢百年の梨の木があります。私の祖父の祖父が植えました。この写真には、その木の前に祖父母と両親が写っています。以前、梨と一緒に箱に入れて発送していました。
私は小さいころ、トラクターに乗せてもらったり、木登りやせみとりをしたり、畑でたくさん遊びました。
大熊町は只見町と違って台風が来ることがありました。その時は、梨がたくさん落ちたりなど、梨畑に被害をもたらしました。また、今年の三月にあった原発事故の影響で、大熊町から離れたところに今はいるため、自分の家の梨が食べられません。
新しい梨畑が出来て、そこでまた梨が食べられたらいいなと思います。大熊町で百年続いた梨畑のように、新しいところで百年以上続く梨畑をつくってほしいです。私もみんなと一緒に梨畑を手伝って、前と同じように、たくさんの人においしい梨を食べてもらいたいです。百年以上続いた我が家の歴史が、また続くといいです。
今日は彦にゃんの滋賀県彦根市から梨が届きました。
おいしい豊水、ありがとうございます\(^o^)/。